小林行政書士事務所のブログ記事
2011 09/01 00:38
嫁入り道具は分与の対象外。 お嫁入り道具は、夫婦が協力して得たものではありませんから、分与の対象ではなく妻の特有財産として扱われます。 財産分与は、夫婦の協力によって形成した財産を清算する手続きです。 婚姻前から妻の財産であったものや、嫁入り道具、婚姻前からの預貯金などは財産分与の対象にはなりません。 両親から持たせて...
2011 08/20 23:44
２４時間テレビ 募金活動及び無料相談会のご案内 昨年に引き続き、 ８月２１日（日）の午後１時から４時まで旭川市大成市民センターにおいて２４時間テレビ協賛の募金活動＆無料相談会に相談員として参加してきます。 日本テレビ系 STV ２４時間テレビ３４ 公式協賛 募金活動及び無料相談会のご案内 「愛は地球を救う」に募金応援...
2011 08/16 01:29
調停において合意した面会交流の拒絶が債務不履行に当たるとして監護親の損害賠償責任が認められた事例 横浜地判平成２１年７月８日判決、家庭裁判月報第６３巻第３号９５項 裁判要旨は以下のとおりです。 面会交流調停成立後の非監護親の行為が、監護親の心理的負担となり、その感情を害するものであるとしても、その行為が調停合意...
2011 08/08 00:39
別居中の生活費について子どもの養育費のみを認めた例。 有責配偶者からの婚姻費用分担審判の申し立てがされた場合には、申し立て自体が権利の濫用であるとし婚姻費用分担額をゼロ円とする趣旨で申し立てを却下するか、そうでないとしても、通常の夫婦間における扶養義務よりも程度を減じて分担を命ずるものが相当である。（大阪高裁平成１６・１・１...
2011 08/03 01:27
公正証書と調停調書の違い。 調停で離婚が成立した際に作成される調停調書に書かれたことは、公正証書同様に強制執行できます。 公正証書に出来なくて調停調書に出来ることもあります。 調停調書の場合は、不動産の登記、建物明渡などの場合の強制執行もできます。 調停で決まったことが調停調書に記載されているなら、改めて公正証書...
2011 08/01 23:01
不請求合意後の事情変更を認めた審判例 大阪家審判例 （平成元年９月２１日家月４２，２，１８８） 両者間では調停離婚当時、父が無職であり、また、父から母に対し解決金が支払われたほか、養育費を請求しないのであれば離婚に応じてよい意向を示したため養育費を含め将来名目のいかんを問わず金銭上、財産上の請求をしない旨の合意をした。...
2011 07/31 01:01
財産分与において、オーバーローンの住宅の債務を分与の対象とせず妻に債務負担を認めなかった判例。 「当該住宅の価値は負債を上回るものではなく、住宅の価値はゼロであって、右返済の結果は積極資産として存在していない。そうすると、清算すべき資産がないのであるから、返済した住宅ローンの一部を財産分与の対象とすることはできない。」と判示...
2011 07/28 00:55
悪意の遺棄 「遺棄」とは、婚姻関係の基本義務である、同居・協力扶助義務を正当な理由なく履行しないことをいいます。 「悪意」とは、婚姻継続の否定ないし、婚姻関係の破綻を容認する意思をさします。 別居を決意するに至った理由・経緯に相当な理由があれば悪意の遺棄とはなりません。 不和を解消するためや心身の危険を...
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